マグロを寿司として食べるようになった江戸時代。

皮に近い部分の皮下脂肪、いわゆるトロの部分は脂が酸化しやすく傷みやすいことから捨てられていました
そののち流通や保管もよくなり赤身だけでなくトロの美味しさにも人々が気づき人気が出てきました。

 

 

マグロからトロ部分の柵を切取る際に皮にトロの取り残しができます。
この皮に残ったトロの脂をねぎる・ねぎりとる(かきとる・むしりとる)がネギトロの由来とされています。
*葱とトロを合わせるからネギトロではありません

 

 

現在のネギトロがスーパーマーケットで売られるようになったのは、今から30数年前、当時全盛期の総合型スーパーで販売されていたのが最初だと記憶しています

 


当時のネギトロは、マグロを使った斬新な商品として注目され販売価格は現在の概ね倍近くで販売され大変売れていました。

 

 

元来のネギトロはマグロのトロから作るのですが海域や時期の条件が合わさらないとマグロに脂はのらないのですべてのマグロからトロがとれるわけではありません。しかもその美味しさを知った時代から希少なトロが高級なものになるにはさほど時間はかかりませんでした。